2018年4月7日

お久しぶりのエルモア・レナード

レナード氏の本が刊行されるのは、随分久しぶりでは?
しかも日本発お目見え、初期作・西部劇とは。

レナード・ファンには思いがけないプレゼントです。
村上春樹氏のネームヴァリューあってこそ、実現した企画なのかな、と。
いずれにせよ嬉しいことです。

ですが、今読んでいる本がなかなか終わらないため
こちらを読み始めるのは、もう少し後になりそうです。

オンブレ/エルモア・レナード(村上春樹 訳:新潮文庫)

レナード氏のその他の本について こちらの過去記事をどうぞ。


読後の追記:4/25

初期作だからなのか、レナード独特の
ユーモア・緩さが皆無です。
これはこれで渋さ・緊張感が特徴となって
いて、楽しめます。作家としての
円熟期にまで引き摺られるアイディアが
散りばめられていて、これが原点か!と納得。

2018年3月28日

祝 25周年


昨年10月の話で恐縮ではありますが
山下達郎さんのラジオ:サンデー・ソングブックが
先日、25周年を迎えられたとのこと。長く活動を
続けておられることに心からの尊敬と感謝を。

僕は『for you』(82年) 世代ではなく『BIG WAVE』(84年) です。サーフィンUSA以外のBEACH BOYSも
その時はじめて、まともに知ったと思います。

当時オンエアされていたラジオで、達郎さんが自分の
カバー・バージョンとBEACH BOYSのオリジナルの
聴き比べ(掛け比べ)をしてくれたのを覚えています。



シングルでいうと『高気圧ガール』(83年)くらいからでしょうか。
ホンダ・インテグラのCM曲『風の回廊』(85年)も大好きでした
〜大好きです。
毎年、天気の良いこの時期になると聴きたくなり、イントロを
聴くたびにワクワクします。


2018年3月19日

春遠からじ


吹雪のあと
うちの車がまるでプラモデルのように見えました。

粉砂糖をかぶった車のお菓子にも
見えるなぁ。


行ったり戻ったりを繰り返しつつ
少しずつですが春が近づいていますね。

そろそろ自転車を磨こうかと
思っておるところです。

2018年2月27日

寒中焼肉 2018


もはや毎年恒例となった寒中焼肉です。
ジンのロックが腹に沁みます。

積雪量は例年並みとのことですが、解けずに残っている
雪の量が少ないため、かまくら作りはしておりません。

このまま春が近づいてくるでしょうかね?

2018年2月13日

16歳の覚書

もうすぐ誕生日を迎える子供と話していて
改めて考える、自分にもあった16歳という日。              

なんでもなく過ぎていく毎日だったが、きっと
今に受け継がれていると思えるものたち。

レコード棚。手書きのカセットテープ。
お年玉で買ったYAMAHAの中古、レスポールモデル。
FENDERのアンプ。
シティボーイになるためのバイブル『POPEYE』。
3条の古着屋。一つボタンのキャメルジャケット。
Leeのジーンズ。
兄貴に貸しているうちにどこかへ消えた革の手下げカバン。
高木商店で買うダブルソーダ。
初めてのお下がりでないブリジストン自転車にまたがり
学校帰りに寄る貸レコード屋。
映画の半券、チラシやポスター。凍えながら外で並んで待つ映画館。
ゴムバンドが付いた小さな手帳。紐を引っ張って芯を出す赤鉛筆。
いつものバス停。乗り継ぎのバスを待つ、和菓子屋の店先。
バスを逃した後の長い夕暮れの道。
ブーツ。コンバーススニーカー。ボーリング場の瓶コーラ。
チューインガム。なかでもクイック・クエンチ。
近所の床屋に行くのをやめて安っぽい美容室を予約する、一丁前なつもりの気分。
友達と入る、小さな喫茶店に漂う大人な気分。
冬の朝、暗いうちから聞こえる掃除機の音。
コーヒーの落ちる音。休みの日の朝寝坊。
母がいない時、自分で茹でる昼の蕎麦。止まない父の昼寝のイビキ。
深夜のMTV。ひとり、部屋で聴く山達のラジオ。
窓から見える三日月。明日を想う小さなため息。
もう一緒には使わなくなった、二段ベッドの片割れの寝心地。

ふと気がつくと傍にあり、なくなったら困るものたち。