2016年3月31日

Tommy McCook/The Sannic Sounds



仕事中のBGMとしては、なんでも聴きますが
jazzとか、歌モノではないものが邪魔にならず作業もはかどります。

Tommy McCook/The Sannic Sounds

昨年Dub Store Recordsからリリースされたアルバムです。
録音されたのは1972年頃で、その当時はアナログで200枚くらいしか
プレスされなかったらしい、超レアな音源とのこと。

Tommy McCookは、ジャマイカのスカ・バンド The Skatalitesの
創設メンバーで、サクソフォーン奏者です。
最近のレゲエはほとんど聴かないのですが、60~70年代のスカは好ましい
雰囲気を出してます。なんとも言えない音の手触りです。
仕事のBGM以外にも、ドライブや庭先での焼肉・宅飲み
なんかにもピッタシじゃないでしょうか?

これからの季節にぜひどうぞ。               mct.



2016年3月15日

タランティーノ :エルモア・レナード


タランティーノの映画『ジャッキーブラウン』の
原作者、エルモア・レナードを!

初めて読んだのは『ラブラバ』:写真中央
(ハヤカワ・ミステリ文庫)です。

捜査官、レンジャー隊員、ギャング、やくざ者、
俳優、高利貸し、金持ち、カジノ経営者  などなど...
どの作品も面白いのですが、クセの強い
登場人物達と、作品中で交わされる会話の妙に
すっかりハマってしまいまして。
その頃ですでに絶版だったものも多かったので
古本屋で探し、見つけては買って読みました。


そんな時、タランティーノ映画に出会いました...
なんか似たらしい匂いがするなぁと思っていましたら
タランティーノ氏は、やはりレナードの大ファンだったようで...  笑 さもありなん です。

で、間もなくしてタランティーノは『ジャッキーブラウン』を撮るのでした。
(原作は『ラム・パンチ』:写真右端)

わりと初期の作品は、やや硬派なイメージもありますが
基本的には、ワルな登場人物にもちょっとユル〜い感じが漂っており
独特なタッチで物語が進みます。
主題から逸脱しそうな勢いの会話の流れも、とても面白いです。

どれもお勧めです。ぜひ本屋で見つけたら読んでみてください。                  mct.


P.S.

ちなみにレナードの小説は、過去にいくつもハリウッドで
映画化されていますが、先に述べたような独特なタッチ、絶妙なノリを
映画で表現するのは、難しいのだろうな...と思います。