2012年4月25日

moiwa


札幌の気に入っているところは、と考えると
人口200万人ほどの都市でありながら、身近に自然を感じられるところかなと思う。
(とはいえ、もう少しうまくできなかったのかなと苦言を呈したいところも
あるのだけれど...街中の豊平川河川敷とか、大通りとか。)

川を渡るとき、家に帰るとき、なんの気なしにいつも見上げている藻岩山。
我が家からリフト乗り場まで、車で5分の藻岩山。(南斜面ね。)
あの味わい深いロープウェイ乗り場が建て替えられたのはさみしかったけれど
(乗り場を変更しても、あの階段だけは保存してほしかった。)
山頂でいつも思い出すのは、登山遠足のおにぎりと背中のタオル。

もうすぐ新緑の季節。さぁ山桜を見に行こう。


mct.



2012年4月17日

記憶2(2003年 過去blogより)




今よりもまだ若い頃、札幌で一人暮らしするなら路面電車のあるところに住もう....と
思っていました。理由は簡単、街のなかを走る電車の風景が好きだったからです。
30年くらい前は北へ南へ、東へ西へ札幌の街を走っていたらしいですね。
そのころ僕はほんの子供で札幌にも住んでいませんでした。
そういう街が持っている記憶ってずっと大事に受け継いでいかなきゃいけない─でも
僕くらいの年代でどれほどの人が知ってるのかなァ....。
現在、一児の父である僕はやっぱり電車の走る界隈に住んでます。

写真は藻岩下にある電車事業所と発車を待つ「すすきの行き」の電車です。


mct.



記憶1(2003年 過去blogより)



特別そこに思い入れがなくても、一見して好きになる風景ってあると思うんです。
わざと車で通ったことのない道を選んで...結構意外な発見があります。
それはきっと小さい頃住んでいた場所に似ているのかもしれない。
なにかの映画で観たのかもしれない。
友達からもらった絵はがきにあったのかもしれない。
両親にでも聞いた話から想像していた景色なのかもしれない。

この写真は、何十年かぶりに夜ライトアップするようになった札幌清酒は
千歳鶴の看板。(たしか数年前からまたライトアップするようになったとか...。)


mct.



2012年4月13日

椅子の張地を直してみる。

一人掛けソファです。
年月を重ね、不要になったものをもらったので、いただいた時点で
既に、なかなかのコタコタ具合でした。
トランポリンか!というくらいの座面のスプリングを取ってしまって
クッション材を入れ直し、しばらく使っていたのですが
いよいよ張地も薄くなってしまい、破れた穴が大きくなってしまいました。

そこで試しに張り替え(厳密には、上張りです。)をやってみることに。
使用した道具は、ハサミ・カッター・金槌 の3種。






東急ハンズで、まず牛皮を買ってきました。売っている皮の大きさが大体
決まってしまっているのでそこはそれ、それなりに。(笑)
これぞ行き当たりばったりの旅にも似て、楽しい。

ソファの背裏面にまで届くほど皮を用意していなかったため、刺繍が
きれいだったので捨てずにとっておいた古布をあてがいました。
縫うなんて芸当は無理ですから、すべて化粧鋲止めです。

自分達で座るぶんにはこれで十分、な出来かと。
これでまた、しばらくは使えそうです。

mct.










2012年4月12日

町工場:大事なコトガラmemo#2

家を建てよう。というときに
どれほどの住宅性能を持った家を目指すか...。
一言に住宅性能と言っても、項目はたくさんあります。
北海道において、快適な家をつくるための基本的なキーワードとして

・高耐久(耐震性能・免震性能など含む。)
・高気密
・高断熱
・換気計画
・暖房計画   

など、よく耳にされると思います。そして上記の事柄を
実現するための、多種多様な工法・方法論があります。
現在では、あまりに多くの工法・方法論が情報として飛び交っていますので、なにが正しいのか、結論に至るのは大変難しいことに思えます。
しかし、そのなかの一つのパターンが常に正解ということではなく、建物の建っている
場所〜風土や敷地形状からくる自然環境の変化〜によって正解は変わりますし、そこに
住む人の感じ方によっても変わるものです。

たとえば、人一倍寒がりな方であれば、遊びにいったお友達の家と比べて、少し
余計に断熱工事に予算を掛けようか...とか、かなりのアレルギー体質であれば
使う材料と換気計画に、より気を使う...といった具合に。

これらは、家を建てる際のコストと密接に関わっています。
そして快適な家を実現するための要素は、性能を追うことだけではありません。
住まいを構成する素材の手触りに、ホッとするのも快適な家の要素のひとつです。
家の大きさ・材料・技術・性能。これらのバランスを取りながら、自らのカラダに
あった住まいを計画することが大切だと思います。


mct.


追記

2011年3月11日以降、わたしたちの持っている『目安』としての世間・一般常識は
アテにならない、そもそもそんなもの無かったのだと思い知らされました。
また、近年の道内の積雪量と、それが建物にもたらす被害をみると、モノをつくって
ご提供する人間として、どこを自らの『目安』としてお客様に接するべきか、常に
熟考しなければならないと感じています。












2012年4月11日

町工場:大事なコトガラmemo#1


マイホームを<買う>という表現は、決して間違ってはいないと思うのですが、100%オートメーションでない限り、そこには必ずつくった人がいます。
建て売り住宅などは<買う>イメージが強いのかもしれませんが、例えば、改修・リフォームは<買う>とは言いません。改修工事は<モノを買っている>イメージが無いからでしょうか?
ほんとうは同じなのだと思います。
新築であれ、改修であれ、工事を行うための材料費と技術に対してその対価を支払っているわけでただ商品を買っているわけではない。

近頃では、向かいのお店で買うよりも、似たらしいものを海の向こうから船ではるばる取り寄せるほうが安かったりする世の中です。どちらが良い・悪いではなくて、どちらも知ったうえで選べることが大事ではないかと思います。
近所に暮らしている職人さんがどんなものをつくっているのか
それがどれほど格好良いか、知ってもらえる場をつくれたらと思っています。


地元職人の技術と同様に、出来る限り地元の材料を使って家をつくるべきです。
今更言うまでもないですが、地域社会の活性化・地元資源の有効利用など
メリットは数多くあります。


mct.


大事なコトガラmemo#2 へつづく