世の中には、モノをつくることを仕事にしている人がたくさんいる。
自分の机の上を眺めるだけでも、そこにある本や文房具やPCや、なんやかんや...
はたまた、夕食のサラダボールのなかのいろんな野菜、先月買ったJazzのCDとか...
モノの数だけ・もしくはモノの数以上にそれをつくった人がいる。
あなたが手にしているもののなかで、つくったひとが見えてくるモノは
いったいどれだけあるだろう?そして何を伝えているだろう?
ほんとうにいいもの、納得できるものをつくるために繰り返される
トライ・アンド・エラー。
その、めげない志の積み重ねが、手にしたひとの心に響く。
これだ!と思える出来のものにたどり着くまで、何度でも。
ということで(共感できるところが多いハズ、と言って)先月、友人からいただいた本
『自分の仕事をつくる』(著者:西村佳哲 氏 ちくま文庫)です。
結果としての仕事に働き方の内実が含まれているのなら、「働き方」が変わることから、世界が変わる可能性もあるのではないか。(中略)多くの人が「自分」を疎外して働いた結果、それを手にした人をも疎外する社会が出来上がるわけだが、同じ構造で逆の成果を生み出すこともできる。(〜まえがきより)
グラフィック、プロダクト、アパレル、建築...様々な分野の著名人の「働き方」を訪ね
まとめた報告書は、その専門職の方ではなく、むしろ分野ぬきに自分の「仕事」をしている人、
自分の「仕事」を探している人にこそ頷けるところが多いです。
みんな、100円SHOPなんて行ってる場合じゃないぞ!(自戒...)