2012年5月29日

改築memo:覚え書き

1 . 特性・個性

暮らしの中から生まれる、住まいへの要望や改善点を汲みとる。

既存をいかす:工夫する楽しみ。

2 . 目的

建物の機能面の改修:外装・構造補強・断熱強化・水廻り配管取替 等

暮らし方の変化に伴う改修:増築・間取り変更・収納計画 等

3 . 予算について

出来上がりは同じでも、既存建物の状況・築年数によってかかる費用は異なる。
(どこから直すか、どうやって直すか:工事内容の確認)

工事項目の優先順位をつけて予算配分を検討する。


要望を反映し、アイディアを
盛り込んだ空間
  
増築工事の様子
床の断熱改修
  


何も建物が無いところからはじめる新築計画とは異なり、既に住んでいる家を直す
改修工事は、おのずとより生活に根差したところからアイディアが生まれます。
既存の状態を理解したうえで、どのようにそれを活かすか、そこが
直して使うことの楽しさであり、それぞれの出来上がりの個性となります。
ただ上辺だけきれいにするのか、根本を直すべきなのか、等
工事予算を考える際にも、上記した点はとても大切です。

近年、持ち家の購入を考える際の選択肢として増えて来た、<改修済みの中古住宅>があります。
一般的に見ると、新規での土地購入・新築よりも全体の費用は安く済みますが
既存の状態がどのようであったかが分からず、改修工事内容も明確になっていない
ものも多くあるので、注意が必要です。