2016年3月15日
タランティーノ :エルモア・レナード
タランティーノの映画『ジャッキーブラウン』の
原作者、エルモア・レナードを!
初めて読んだのは『ラブラバ』:写真中央
(ハヤカワ・ミステリ文庫)です。
捜査官、レンジャー隊員、ギャング、やくざ者、
俳優、高利貸し、金持ち、カジノ経営者 などなど...
どの作品も面白いのですが、クセの強い
登場人物達と、作品中で交わされる会話の妙に
すっかりハマってしまいまして。
その頃ですでに絶版だったものも多かったので
古本屋で探し、見つけては買って読みました。
そんな時、タランティーノ映画に出会いました...
なんか似たらしい匂いがするなぁと思っていましたら
タランティーノ氏は、やはりレナードの大ファンだったようで... 笑 さもありなん です。
で、間もなくしてタランティーノは『ジャッキーブラウン』を撮るのでした。
(原作は『ラム・パンチ』:写真右端)
わりと初期の作品は、やや硬派なイメージもありますが
基本的には、ワルな登場人物にもちょっとユル〜い感じが漂っており
独特なタッチで物語が進みます。
主題から逸脱しそうな勢いの会話の流れも、とても面白いです。
どれもお勧めです。ぜひ本屋で見つけたら読んでみてください。 mct.
P.S.
ちなみにレナードの小説は、過去にいくつもハリウッドで
映画化されていますが、先に述べたような独特なタッチ、絶妙なノリを
映画で表現するのは、難しいのだろうな...と思います。