学生のころから、自分にとって理想の住まいの
ひとつだった『土浦家住宅』です。
いつか見たいと思っていて、先日念願叶いました。
土浦家住宅は、平成7年に東京都指定有形文化財に
指定された住宅建築で、建築家 土浦亀城さんが
昭和10年(!)に設計した自邸です。
静かな住宅街のなかにあって、現在も住まいとして
現役で使われております。
使用目的の違う3層(玄関、中2階を詳細に分ければ5層)
のフロアを階段でつなぐ立体的なアイディアや
それぞれの空間のサイズ、素材・納まりなど
お手本となる要素がたくさんあります。
これを昭和10年にやっちゃってるって...驚嘆です。
長年、写真で見てあたまの中のイメージばかり
膨らんでいたので、なんだか現実に見ているのが
とても不思議でした。
外から拝見させていただくのみでしたが、一目
会えただけでもちょっと奇跡的なこと。
有り難うございました。 mct.