2013年2月13日

20130207:my bloody valentine



まず、91年に出されたアルバム『Loveless』から20年以上も経っていることに心底驚く。
自分もまたそれだけ、いいオッサン大人になった。
Loveless以降、それぞれ様々な方面で活躍していた彼ら4人が、また集まって再始動を
はじめたと知ったのが2007年ころ。(翌年、フジロックフェスティバルに参加、来日している。)
そして2013年2月、アルバム『m b v』を発表。先日、来日単独講演を終えた。

こんな長い年月を経てもなお、彼らが届けてくれるメッセージは

自由であること  おおいにわがままであれ
簡単に妥協することなく  体制や強いものに決して屈することなく
揺るがぬ信念を持って  常に independent であること

などと勝手に受け取って、目頭を熱くする。

2013年という現在。
色鮮やかなコピペ・cloudの時代、匿名でお互いを罵り合う時代
ニセモノがニセモノを売って、受け取ってこんなもんでしょ…と納得する時代に
independent であり続けることは、とても難しい。
もちろん戦わずして、それを貫き通すこともできない。

新作を聴き、彼らのノイズに
文字通り身も心も痺れて、よく分かった。
これでまた20年、頑張れる…いや
せめて5年に一度くらいは、聴かせてくれたっていいんじゃないか?                         mct.


2013.03.21 追記〜新作LPが手元に届きました。