Stranger Than Paradise
ジム・ジャームッシュの監督2作目。1984年製作。
先日BSで放送していたのを録画して、ひさしぶり(多分、20年ぶりくらい)に観た映画です。
全編モノクロ、ニューヨーク・クリーブランド・フロリダの3カ所を舞台にした
なにも起こらない、男女3人の物語。
あまりにも有名な、女の子がNYの街を歩く冒頭シーン。
トッポい(死語)2人の男の身形。
公開当時はただただ、カッコイイという...いや、若い頃はそれこそが大事な判断材料なのですが。
この歳になって観ると、記憶の中では気づいていなかった主人公たちのかすかな心の動きや
シンプルだけれど一つとして妥協していないであろう風景の捉え方など
観ながら唸っちゃいます。こりゃ15や16では分かるわけないわって思いました。
でも結局のところ僕にとっては、どんだけカッコイイかどうかっていう映画です。
追記:知っている方もいらっしゃると思いますが、南3条の米風亭の奥の壁に
以前、この映画のおおきなポスターが飾ってありました。
それを眺めてやるビールとジャンバラヤ、大好きでした。
残念なことに、いまはもう内装が少し変わってしまって、掛かっていません。
それはそうとBSでジャームッシュ特集、やってくれないものでしょうか...
観返してないやつ、結構あるんですよね。
mct.